環境配慮への取り組み

不動産投資を通じた環境配慮への取り組み

投資判断およびモニタリングにおける環境リスクの把握と低減

新規投資先のデューデリジェンス時において、外部専門家を活用して環境・社会リスクを把握し、投資判断に活用しています。既存運用物件に対しても定期的に同様の環境・社会リスクのモニタリングを行うとともに、「省エネウォークスルー」などの専門的な建物評価を行い、リスク低減、物件価値向上の機会を見出す取り組みを行っています。

再開発における三井不動産グループとの共生

三井不動産グループとの共生モデルを通して、三井不動産グループが再開発した優れた環境性能を有する物件をポートフォリオに組み込むことにより、ポートフォリオの環境負荷、環境リスクを低減します。

LED化の推進

CO2削減、環境対応によるビルの資産価値向上及びテナントニーズへの対応を目的として、照明のLED化(専有部・共有部)を進めています。

LED化(専有部・共用部)の推進状況

照明器具のLED化率 55%

  • 器具の台数ベースにより集計

生物多様性への配慮

都市空間での貴重な自然環境の保全、周辺環境との調和や生態系保全に配慮した緑地の創出・保全等を図ることを通じて、生物多様性への配慮に取り組んでいます。
G-BASE田町においては、四季を彩る多様な在来種を主体とする植栽を配置し、ワーカーや地域にとって、貴重な緑の空間を提供し、カフェ、ベンチ等も配置されています。
飯田橋グラン・ブルームにおいては、全体で緑化率40%を実現し、ヒートアイランド現象の緩和を図っており、周辺の自然と調和した緑豊かな景観となっています。

なお、G-BASE田町、飯田橋グラン・ブルームの取得先であるスポンサー三井不動産は、経団連自然保護協議会へ加盟しており、開発時において「いきもの共生事業所認証(ABINC 認証)」などの認証を取得しています。三井不動産グループの取り組みは「生物多様性」をご参照ください。

再生可能エネルギーの導入

太陽光発電設備による再生可能エネルギーの活用に取り組んでいます。
「FIT非化石証書付き電力」を保有物件に導入しています。

水資源への対応

水ストレスの評価

世界資源研究所(WRI)の評価ツールAqueduct(アキダクト)を用いて、水ストレスの評価を実施しています。すべての物件は、水ストレスが高い地域に立地していません。

節水機器の導入

更新工事に際して節水型の衛生機器や自動混合水洗式洗面台などの導入を進めており、水使用量の削減に努めています。

雨水・中水の利用

雨水を貯留し、散水、トイレの洗浄水などの用途に再利用したり、手洗いなどの比較的汚れの少ない雑排水を雑用水(中水)として利用することによって水資源の有効利用にも取り組んでいます。

地下水の利用

地下水を使用して、散水等に利用し、上水使用量の削減を図っています。散水することで地下へと還元されることになり、地下水への影響も抑制しています。

廃棄物の削減

廃棄物の排出量を月次にてモニタリングし、3R(リデユース・リユース・リサイクル)による省資源・廃棄物リサイクル率向上に、テナントと協力しながら取り組んでいます。

土壌汚染対策 (ブラウンフィールド再開発への投資実績)

土壌汚染が確認された場合は、法令に従った適正な処理や手続きが行われている状態を維持しています。
必用に応じて、土壌汚染拡散防止措置や対策工事(汚染土壌の採掘・除去)等を行っています。

エネルギーマネジメントシステムの導入

建物設備のエネルギー効率を測定し、省エネルギー及び最適な室内環境を実現するための管理システム(BEMS等)を導入しています。また、スマートメーターを活用した電気使用量等の詳細把握、テナントへのフィードバックを通じて、効率的なエネルギー利用に取り組んでいます。

テナントとの協働による環境配慮への取り組み

オフィスビルによる環境負荷の低減のため、テナント企業の皆様との協働の取り組みを進めています。

テナント向けサステナビリティイベントの実施/サステナビリティ・ガイドの配布

テナント向けにビル内での省エネ貢献活動を促すサステナビリティ・ガイドの配布や、ヒートアイランド対策と省エネにつながる「打ち水イベント」をテナント企業と協力して実施するなどの活動を通じて、テナント企業の環境配慮への意識を高める取り組みを実施しております。

グリーンリースの導入

グリーンリースとは、建物の賃貸借契約を通してビルオーナー/テナント双方での環境配慮を推進することを定める取り組みです。
NBFでは、改修を伴うグリーンリース契約をテナント企業のご理解のもとに以下の物件で締結し、テナント専有部照明のLED化などを行っております。

グリーンリース契約締結物件

興和西新橋ビルB棟

取引先との協働による環境配慮への取り組み

NBFオフィスマネジメントとの協働

株式会社NBFオフィスマネジメント(以下、「NBFOM」といいます。)は、NBFが保有するオフィスビル物件の運営管理を専門に行う三井不動産グループのプロパティ・マネジメント会社です。NBFでは、NBFOMの専門能力を活用し、既存運用物件の競争力、稼働率、賃料水準の維持向上を実現すると同時に、環境配慮の取り組みを効率的に進めています。なお、NBFOMとの合同会議で各種省エネ・環境問題に関する情報連携・取り組みについて協議、精度向上に努めています。

外部コンサルタントの活用

ポートフォリオのエネルギーマネジメントや、環境パフォーマンスの向上に資する施策の立案、実施に関して、専門コンサルタントとして日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社のサポートを活用しています。

環境マネジメントシステム/PDCAサイクル

NBFMでは、不動産ポートフォリオにおけるエネルギー消費、CO2排出、水消費、廃棄物発生などの環境負荷を管理し、目標を達成していくために、独自の環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、毎年度ごとにPDCAサイクルを実践しています。

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